粉瘤記録①

米粒大の粉瘤が数年前から耳の裏に発生していたのだが、小豆大を経て今は大豆大に育ってきていた。

 

粉瘤を説明すると、

「治らず育つニキビ」と言った所だろうか。

 

何らかの原因で皮膚が袋状に反転して皮下に嚢胞として取り込まれ、袋の中に皮脂だの垢だのがどんどん溜まっていく良性腫瘍である。

 

ニキビなら潰して終わりだが、粉瘤は自分では潰すのが難しいし、切開し袋を取り除かない限り成長し再発する。

 

早速近所の皮膚科に行く。午後診開始15分後に到着すると、既に22人待ち。嘘やろ…と思いながら1時間以上待つ。

 

医師は50代くらいの、顔が濃い若干インドっぽい人だった。サイババを30倍薄くした顔。

 

手術の日時を決める際、直近ではいつ頃手術を受けられますか?ときくと彼は流暢な日本語で、いや日本人だから当たり前だが

 

「直近ってねえ…(フッ)7月はキャンセル待ちになりますよ、手術立て込んでますからねぇ」

 

小馬鹿にしたように鼻で笑うサイババを見て私の人嫌いセンサーが稼働し

「コイツ、ヤナヤツ?」のバロメーターが上がる。

欽ちゃんの仮装大賞でいうと今10点。

 

 

結局手術は7月後半に決まった。

術前の説明の為だけにまた病院に行かなければならないらしい。

 

10分の手術なんだから手術当日にサクッと説明でいいのに正直面倒くさい…が本音だ。

しかも予約が出来ないから朝イチ並ばないとまた1時間以上待たされる。

 

 

術後も消毒やら抜糸やら何回も通院しなければならないらしく金も時間もかかる。

 

縫合なしのくりぬき法をしてくれる病院や、溶ける糸使ってくれるような通院回数少ない病院にすれば良かったかなと思ったがアフターカーニバル

 

普通にお勤めの人はなかなか時間を取るのが厳しいのではないだろうか。

 

 

いやでも逆をいえばちゃんと術後経過を見てくれる良い病院だ。

ほら、サイババも手術立て込んでるっていうくらいだし人気で腕が良いのだろう、アムリタとかビブーティとか手から出してくれるに違いない。

 

 

血液検査をして帰る。

 

初診料と血液検査で3310円。

 

 

 

 

これからの通院手術代にせっかくの転売利益が消えてしまう。嗚呼賽の河原の石積みのようだ…