粉瘤記録③、完結

先日抜糸した。

 

仕事帰りで大量に汗をかきベタベタの身体、

肉体労働でやつれ焦点の定かではない目にボサボサの髪、

黒い油で汚れた仕事着のポロシャツとすり減った汚いスニーカーで満を持して受付をする。

さらにはマスクを忘れるなど死角は無い。

 

 

 

流石にクリニックの外のベンチに移動し時間を潰す。

 

呼ばれて診察台へ。

サイババ「抜糸はちょっとチリチリする程度ですよ、そんなに痛くないですから」

 

 

数分後、

私「ぎゃあ!」

 

看護師「大丈夫ですか!?(手を握られる)」

 

サイババ「あれれ~おかしいなあ~」

 

私「お前いつからコナンになってん!(心の中)」

 

コナン「はい終わりましたー、後は看護師さんに家でのテープ固定の仕方きいてね、じゃ!」

 

私「せやかて工藤」

 

傷をテープ固定して終了。

完治まで2カ月はみといてくださいと言ってたな。なかなか慎重な先生である。

 

 

 

次回腫瘍の病理解剖の結果を聞きにいくのを最後に私と粉瘤の闘いは終わりを告げたのであった。

 

 

県民共済25000円はすぐにおりた。

保険金と手術通院薬代(次回最後の通院費も含む)の収支を計算すると約700円の利益。

 

耳介腫瘍摘出術は単なる皮膚皮下腫瘍摘出術よりも診療報酬点数が倍以上高いためほぼトントンやね…