同期からの連絡

学生時代の同期から連絡が来た

こんな一切連絡をしない私を何かと気にかけてくれ職場を紹介してくれたり(結局そこでは働かなかった)飲みに誘ったりしてくれる優しい人なのだが、

人嫌い電話嫌いの私は電話に出るのをためらった。電話は気合がいる。


先日もこの同期から電話があり、私は意を決してスマホを取り、いかにも快活で屈託の無い演技をしながら電話をした。



会話の中で「○○って知ってる?最近出来た新しい評価スケールなんだけど私わからなくて」

…いや、私なんか余計わからんよ。だって現場を離れて1年半、詰めた知識もすっかり霧散しているのだから。

慌ててその評価スケールを理解している旦那に変わってもらい事なきを得たのだが、浦島太郎になった虚しさと少しばかりの悔しさで少し落ち込んだ。





早く復帰しなよ!勿体ないよ!と言われても、それは一緒に働いたことが無いからそう言えるのだ。



聴覚的な情報処理が人より劣るので、ミーティングでちょっと込みあった話になるとみんなが一体何について話しているのかあまり理解出来なかった。


ぼんやり「音」を聞いているだけで、意見を聞かれても理解出来てないので応えられない。


本やスクリーンなどの視覚情報なら理解出来るので知的に問題がある訳ではないだが、とにかく毎日のミーティングや、口頭指示を理解するのが苦痛だった。



意を決して上司に相談し、注意欠陥障害の簡易検査の結果の用紙を見せると、
「気にしすぎ」と言われたのみ。


仮にも精神領域で働いている人間からそんな言葉が出るとは全く思わなかったので面食らった。


いや、一応そういう所で働いている人がそう言うのだから、その通りで私が気にしすぎなだけか?と悩みストレスを抱えた。


ダム理論の通り人によりストレスのキャパは異なる。
私はダムどころか池程度しかストレスを溜められず決壊してしまうのであろう。

水たまり位のキャパの患者さんも沢山いた。

これは根性やスピリチュアルや自己啓発本でどうにもならない(どうにかなったのならそもそも病気では無い)脳の器質的なものだと理解しているから、
普通は~とかこれくらいで~とかは言っても詮無きことなのだ。


ただ、私はギリギリメンタル健常者(だと思っている)なので、後ろ向きな考えで自分を痛めつけるのをどうやって改めるか、それはこれからずっと続く課題である。


それはそうと
一向に連絡を取れない私を心配したのか別の同期(共通のグループにいた)
からも連絡が来た。
すみませんすみません…