フリマサイトで掴まされないために

自分が宝石を売っといてなんだが、フリマでの宝石購入はあまり知識が無い人は逆に損をする可能性がある。先に書いたモアサナイトの偽ダイヤもそうである。

最近ではダイヤモンドチェッカーを当てた写真をアップするという小賢しい真似をする外国人出品者も出てきたが、
そもそもその安物チェッカーじゃモアサナイトまで区別することが出来ない。モアサナイトでもダイヤモンド判定が出るので何の証明にもならない。
しかし「ダイヤモンドの判定が出てるから本物」「刻印があるから本物」とチェッカーや偽造刻印に安心して買う人もいる。



例えば、ある出品者の「希少なピンクダイヤ!」の説明文。
確かにピンクダイヤの産出量は普通のダイヤの0.1%で希少である。天然のピンクなら。

しかしそんなものが易々と出回るはずもなく、鑑別カードをよくみるとトリートメントどころか表面に色を着けただけのコーティング人工ピンクのダイヤ。希少でも何でもないが、これが高値で売れてしまう。

出品者も「コーティングはダイヤのお化粧と考えてください(^-^)」
希少ではないことをわかってやってるな…アンタ


例えば、たかだか0.1カラット(しかも一粒石でもない)ノーブランドのネックレスに「定価28万円を5万円で売ります」
もう言ったもん勝ちである。地金の重さにもよるがせいぜい定価3~4万円の品物、私なら1.1万円で出品だ。


例えば、M、Ⅰ-1、good 程度の1ctのダイヤ鑑定書を出しておいて50万円超の値段をつけたうえ「百貨店では100万円します!」
もはや百貨店が裸足で殴りにくる勢いである。
私なら高くても10万円で出品だ。


まあこんな出品者ばかりの修羅の世界ではないのだが、あまりお勧めしない。

ではどういう出品者が信用出来るのか?


こればかりは難しい。
掘り出し物なら普段ジュエリーを出していない人が出した私物、取引数の少ない出品者、公式かどこかから取ってきた写真ではなく現物をちゃんとアップしている人、日本語がきちんとしている人、g表記とか下手にこなれたことを書いてない人、など
まだ沢山あるがこれらの要素を組み合わせて判断する

安心して買いたいのなら
おそらく中古業者が職業として宝石専門でやっている出品物
ちゃんと現物を撮った写真と説明が業者っぽいやつ(管理番号がついてたり写真の背景が常に同じだったり説明文が体系化されていたり取引数が1000超えてたり誤認を与える紛らわしいことを書かなかったり)




結局一番安心なのは私の出品物です(これが一番言いたかった)