つまらない夫婦喧嘩で糸が切れた

当直明け、帰ってきた体に朝日と汚部屋は目に染みる…


キッチンや風呂はドロドロ、床は猫毛、髪の毛、埃だらけ。勿論ご飯の用意も出来てない。猫のトイレも掃除しとらんやんけ…


無職旦那よ…資格の勉強というが、1日家に居てるんだから…


お腹が空きすぎて疲れた体に鞭打ってミネストローネを作り、洗濯機を回す私。


旦那にパスタ(レトルト)を作るよう頼んだ。終わるとベッドでゴロゴロネット動画や漫画を見始めたので、
流石にいらっときて床掃除か猫のトイレの掃除どっちかやって(片方は私がする)と言ったら、



「偉そうに…」



とボソッと抜かしおったのだ。



oh…違うそうじゃない、偉そうじゃなくて偉いんだよ
子無し夫婦の我が家では稼ぎがある人間が正義であることを忘れたのかいハニー?

私が無職の時もそうだっただろう?
ことあるたびに私を無職呼ばわり自分を大黒柱とか言ってただろう?
だから私は無職の時は一切旦那に家事をさせなかった。




この言葉を聞いてふつりと頭の糸が切れる私。




毎日精神薬飲みながら泣きながら仕事を頑張ってるのによー
少しでもお金稼ごうと副業だって頑張ってるのによー



ここからは私、一切旦那とは話さず黙々猫のトイレ掃除、皿洗いをする。
旦那も気まずくなったのか、風呂掃除を始めたり腰でも揉んだげようか?と機嫌を取る。




怒りが収まらないと思いきや逆に何だかどうでもよくなった。
何も考えない。そうしないと自分の心を守れないからだろう。
とにかくロボットみたいにギーコギーコ家事してイライラもない。




しかし旦那には私の地雷を踏んだことを自覚してもらいたいので、この数日は謝ってくるまで口をきかないことに猫を揉みながら決めた私であった。