世紀末伝説の猫

あれから黒豹のように美しく育っているのだが、

撫でたら噛む、撫でなくても噛む。

とにかく噛み癖が凄い、おそらく兄弟猫がおらず社会性を育てられないままだったのだろう。

 

このままではいかん、噛まれたら指を離さず逆に口に押し込む躾をすることにした

 

グイッと押し込んだらオエッという顔と、あと「おのれ裏切ったな」って顔をする。噛まれてうらめしいのはこちらの方である。

 

怒りに満ちた顔でイカ耳になるのをなだめようと撫でたらまたガブリ

 

仕事から帰ると喉を鳴らしてお出迎えしてくれるのでありがとね〜と撫でたらガブリ

 

私のお腹の上に座ってくつろいでいるのが可愛くて撫でたらガブリ

 

前の猫「撫でられるの好きにゃん、どこでもOKにゃん」

今の猫「暴力が全てを解決する!」

 

 

 

この子の噛み癖はどうしたらいいものか…と途方に暮れる毎日であった