独身時代、仲間内の飲み会でたまに場にいた男性から沖縄旅行に誘われた。
金持ち爽やかイケメン、しかもそんな男のくせに遊び人ではないという、
女子からみたら胡散臭い程パーフェクトで絶えず狙われていた男性である。
例に漏れず私もこの男性には良い印象を持っていたので、いいよー行こう行こうと快諾。
プランを練るために事前に食事がてら打ち合わせをした。
はたから見るとどうみても旅行計画を立てるカップルだ。
向こうはその気になんだろうなーと思い、何もなくてもいいけど何かあっていいくらいの気持ちで旅行に臨んだ。
当日、空港に向かう。
イケメンと知り合いのグランドホステス(美人)がたまたま対応してくれ、「え?彼女いたの!?」と言わんばかりの値踏みの眼差しを私に向ける。怖い、怖いよお母さーん!
結果からいうと、2泊3日それは楽しくキャッキャ観光しました。何事も無く夜はフツーに寝てフツーにおはよーみたいな。
この話を男性に言うと「ありえへん、それはありえへん」と誰も信じてくれない。
勿論女友達からも「うそつくなww正直に言えww」と言われ。
旅行後も何度か遊びに誘われたが遊びに行ってもそれらしい雰囲気も無く、
そうこうしているうちに私に彼氏が出来たため疎遠になった。
あの旅行は何だったんだろうと思ったが、今考えると非常に惜しいことをしたのではないか。
私の足が臭かったのだろうか。
それとも寝っ屁でもしてとても手を出す雰囲気にはなれなかったのだろうか。
減るもんじゃないしいいだろ生娘じゃあるまいしとイケメンの寝込みを襲えばよかった
私の人生のやり残したことトップ10に堂々ランクインした出来事を思いだした夜であった。