過酷な労働

私は今菓子工場で働いている。

しかしけして冷菓ではない…

 

ぐらぐらと釜を煮詰め溶けた飴と絡めたナッツ類を型に流しグローブで手作業で成型する…

 

菓子を冷やす風はあっても(といってもただの扇風機の風)人間様を冷やすエアコンなど無い。滝の汗を流しながら8時間立ちっぱなしで昼休憩以外トイレにすら行けない。

 

室内に居ながらにして暑さと熱さで臨死体験が出来る貴重な職場なのである。熱中症で倒れた人も数人いる。走馬灯みたわこないだ。

 

なぜゆえこのような女工哀史なことをしているのだろう。

 

パラレルな世界では、子ども2人に恵まれ、専業主婦として働かなくて良く、空いた時間はヨガとかブリザードフラワーとか街で優雅なお買い物をしている私がいるはずだ。

 

違う部署からうちに修行に来た子が暑さでチベットスナギツネの目で仕事をしていた。

 

そして私が1ヶ月かかって人並みに出来るようになったことを僅か1日でこなす…

 

願わくば私より出来ない人でありますようにと思ったが虚しい願いだった。

 

今日も何故か備品のハサミを(私が)ゴミ箱に捨てていたのが発覚。探した人達が見つけ指摘されるまで私は全く気付かなかった。

 

アレ、ソレ、コレという指示語

丁度いい感じでやって。という曖昧な表現

考えたらわかるでしょ。という言葉

 

どれも私には通用しないのである(いばるな)

 

明日は休みだから1日寝たきり出来るヒャッハー